【地域創造学】後輩に伝える会
3年間の学びを後輩に伝える 12月23日
地域創造学「後輩に伝える会」が冬休み前最後の登校日に開催されました。この時期他校では探究活動の発表会が様々な形で行われていますが、住田高校の地域創造学の総決算は「後輩」に伝えること。
「継承」というスタイルで行うことは、今ある「地域創造学」のブラッシュアップに繋がる機会であり、毎日一緒に生活する後輩達にとって一番の刺激になるものだと感じました。当日は学校運営協議会の委員の皆さんや地域創造学に関わってくださったゲストティーチャーの皆さんも駆けつけてくだいました。
後輩からのメッセージ
「後輩に伝える会」から見えた先輩たちの学びの結晶
本日の様子は1年金野恵人がお届けします。
今回の地域創造学「後輩に伝える会」に参加して一番印象に残ったのは、先輩方の発表が長い時間をかけて準備されたものであり、そこには綿密な計画があったということです。これは特定の誰かではなく、私が発表全てで感じることができました。まさに3年生の地域創造学における「集大成」でした。
スライドの構成、スピーチ原稿、声のトーンにまで、「さすが3年生!」
私が一番印象に残ったプロジェクトは前生徒会長の桃花さんの発表でした。「ストレッチを人々に広めよう!」という内容のプロジェクトの中で、素晴らしいと思った点は、中学生へのストレッチアドバイスのアクションの時に、すぐにストレッチを教えるのではなく、講座の中にアイスブレイクを入れていたことです。アイスブレイクを入れることで、和やかで楽しい雰囲気で本題に入るとリラックスしてストレッチの効果も上がるという仮説のもと行っているのが印象に残りました。導入で場の空気を作ることの大切さがこの発表の「気付き」となりました。
先輩方の発表すべてに共通することとして「まとめ」や「振り返り」をしっかりと行っていることがあります。我々1年生も振り返りをします。しかし、それはあくまで先生が準備したものに答えると言う形式的なもので、3年生のように自分自身に「問い」を立てる「振り返り」ではありませんでした。ですから、来年度は自分自身に問いを立て、振り返りをしっかり行うことで更によいアクションやパフォーマンスができるよう努力したいです。
自分の取り組みを通して見えてきた未来を語る
私は「まとめ」や「振り返り」が大の苦手です。アクションには抵抗感はないのですがいつも「よかった」「失敗した」と結果だけを気にして、振り返りによるブラッシュアップはできていません。先輩の発表にはアクションと振り返りにこだわりがあり、我々後輩にわかりやすく伝えようとまとめてくれた努力がありました。本当にありがとうございました。
先輩の発表を通して、だれもが発言しやすい雰囲気作りや自分の失敗から見えてきた課題と本当に学ぶことの多い2時間でした。来年度はこれらを活かし、住田高校を卒業した3年生の先輩方がさらに誇れる住田高校を創っていきますので、どうぞご期待ください。
身近な先輩の話だからこそ心に響く言葉がある
だれに伝えるかが明確であることが魅力
住田高校の3年生全員の最終発表のメッセージはすべて「後輩」に向けられたものであること。発表の主役は全校生徒であることが今回の企画の一番の魅力です。
毎日遅くまで学年担任やコーディネーターさんのサポートのもとで今日の発表に漕ぎ着けてくれた3年生に感謝の気持ちになりました。
住田高校は今日が冬休み前の終業式・・・実はまだまだイベントが続く一日なのでした