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【地域創造学×レクデー】其弐 火縄銃鉄砲隊見参

文月二十日余三日 申の刻下がり
校長室の戸を叩く音
引き戸を開けると
そこには
三日月前立ての甲冑をつけた二人の若武者の姿が!!

住高ハウス〇〇のレクデー企画第2章

五葉山火縄銃鉄砲隊よろい試着体験&歴史学習

川砂金取り体験に引き続き講師を務めていただいた町教委の佐々木さんは、鉄砲隊の隊員でもあり、本日は特別に五葉神社から鉄砲隊が使用している甲冑をもってきて下さいました。
住田町の歴史を学んだあと、いよいよ甲冑を身に着けます!
今日のゴールは『侍の気持ちを持つ』

凛々しい姿です

モデルの二人は、普段できない体験にちょっと興奮ぎみ。
室温30℃の校舎内を颯爽と歩く二人の姿を目にした人たちからは笑みがこぼれます。

フル装備です

住田町に接する「五葉山(桧山集落)」は、江戸時代、上質なヒノキの皮がとれることから国内最大の火縄の産地だったそうです。そのため伊達藩直轄の「御用山」として手厚い保護を受けており、火縄を生産していた集落には特別に伊達藩から鉄砲が貸与され、自衛の鉄砲隊が組織されていました。地元でとれた桧(ヒノキ)で作られた火縄を使っているのは五葉火縄銃鉄砲隊が唯一のようです。(※詳しくは住田町HPをご覧ください)

若武者の兜の三日月が奥州伊達藩の象徴

曇りなき 心の月を 先立てて 浮世の闇を 照らしてぞ行く
                         伊達政宗辞世の句

伊達藩主は、月が満ちていくように大願成就する伊達藩の姿を前立てに込めたのかもしれませんね。そんな伊達藩主の思いを受け継ぐ住田町は、生徒の健やかな成長をともに支えてくれています。今日も貴重な体験をありがとうございました。