見出し画像

【住SUMIKO高】「漢隷の花~曹全碑」と「男声~瑠璃色の地球」

作者不明の傑作を臨書

3年生の書道選択の授業にお邪魔しました。
今日は、隷書ではおそらく一番有名といえる曹全碑の学習を行っていました。曹全碑は正式には「郃陽令曹全碑(こうようれいそうぜんひ)」と言い、三国志誕生のきっかけとなった黄巾の乱収束に尽力した「曹全」の功績を讃えた碑文の文字です。美しく伸びやかな筆運びが特徴です。

隷書の基本を復習してから筆を持ちます

教室には墨の香りが立ちこめ、窓からは5月の爽やかな風が吹き込む午前中、生徒は真剣に筆先を滑らせていました。

一人二文字を臨書します
先生のお手本を見ながら集中して取り組みます

対面の教室から美しい歌声が・・・

書道の授業を参観していたら・・・廊下を挟んで反対側にある音楽室から軽やかなピアノの音が聞こえてきました。音に誘われ、音楽選択者の授業にお邪魔しました。
授業で取り上げていたのは『瑠璃色の地球』と『海の声』でした。筆者も音取りに参加させてもらいました。改めて、歌詞やメロディを追うことで、歌詞に込められた思いや旋律の美しさに気づくことができました。真剣にそして一生懸命、歌詞を噛みしめながら歌う生徒の姿と声に感動しました。

先生の優しい歌声に自然と声が出てくる生徒たち

芸術の授業にお邪魔してみて

改めて、総合表現の学びがここにある!と感じました。日頃他の授業で学んだ、知識が結びつき、生かされ、自己表現されていく芸術の授業は大切ですね。